よくある質問

アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎と風邪の見分け方を教えてください

くしゃみ、鼻水、鼻づまりという症状が似ていることもあって、アレルギー性鼻炎と風邪は区別が難しいものです。基本的に、喉の痛みや咳、発熱が見られる場合は風邪、いつまでも水っぽい鼻水が出る場合はアレルギー性鼻炎だと考えられますが、アレルギー性鼻炎で咳や喉の痛みといった症状が出るケースも珍しくありません。また、アレルギー性鼻炎に風邪や副鼻腔炎を合併していることもありますので、専門家でも初診では区別が難しいとされています。一般的なアレルゲンによって起こっている場合には、アレルギーテスト(血液検査)の結果で確定できますので、気になる症状があったらお気軽にご相談ください。

花粉症とアレルギー性鼻炎は同じものですか

アレルギー性鼻炎は、アレルギーを起こす物質であるアレルゲンが鼻腔内に入って、アレルギー反応を起こす病気です。花粉症は、植物の花粉をアレルゲンとするアレルギー性鼻炎です。アレルギー性鼻炎には、花粉の他にペットのフケやダニ、カビなど、さまざまなアレルゲンによって起こるものがあります。また、花粉もスギやヒノキだけでなく、イネ科の植物や雑草がアレルゲンである場合もあります。植物などによるアレルギー性鼻炎は季節性、ハウスダストなどによるアレルギー性鼻炎は通年性であり、特定の季節にだけ症状が現れる場合には、季節性が疑われます。
そして、複数のアレルゲンに反応するアレルギー性鼻炎も少なくありません。予防のためにはアレルゲンをできるだけ回避することが重要ですから、ご自分がどんなアレルゲンに対して反応するのかを検査で調べておくと、より効果的に回避できます。

薬で眠気や集中力の低下が起こりやすく、仕事やスポーツ、学業に支障が出て困っています

現在は眠くなりにくく、効果の高いお薬がいろいろ出てきています。ただし、眠気などの出方は個人差があります。薬の服用で強い眠気が起こる方、合う薬がなくスポーツや学業、仕事に支障が生じてしまう花粉症の方には、日帰りで受けられるレーザー治療をおすすめしています。

花粉症は飛散シーズン前に治療開始した方が効果的ですか

アレルギー性鼻炎は重症化してしまうと薬が効きにくくなりますし、飲み始めて十分な効果を実感できるまで1週間以上かかることが珍しくないため、飛散シーズンの2週間前までに治療を開始して、飛散シーズンの終了まで飲み続ければ、強い症状を出さずに過ごすことも可能です。症状がないからと途中で服薬をやめてしまうと症状がぶり返し、重症化につながりやすくなります。
治療期間は長くなりますが根本的な解決につながる舌下免疫療法や、1~2年間症状を大幅に抑えて服薬量を減らせるレーザー治療などもありますので、ご相談ください。

通年性のアレルギー性鼻炎の場合、薬をずっと飲み続けなければいけませんか

通年性のアレルギー性鼻炎では、症状の出方に波があります。そのため医師の指導の下、症状が強く出る時期や寒暖差が大きく症状が現れやすい時期にはしっかり服薬し、自覚症状の減ってきた時期にはお薬の量を減らしていって、様子をみながら服薬を中止するといったコントロールも可能です。また、対策がうまくできて症状が出にくくなってきた際には、症状が出た時だけ抗アレルギー薬やステロイド噴霧点鼻薬で緩和させるといった方法を取ることもできます。

子どもが舌下免疫療法を受けられないのはどうしてですか

舌下免疫療法は現在、スギ花粉とダニによるアレルギー性鼻炎に効果があるものがあり、12歳以下の場合は行うことができません。子どもの場合、効果の現れる程度に幅があり、特にダニに関しては、効果があると信じて有効成分を全く含まない偽薬を飲んで症状が改善してしまうプラセボ効果が大人より高く出てしまうといった報告があり、効果が一定していないとみなされています。また、長期間追跡したデータもまだないことも理由のひとつになっています。アナフィラキシーショックなどのリスクも少ないとはいえありますし、舌下に滴下して2分経過したら飲み込むという服薬方法も特殊ですので、小児にはおすすめしていません。

妊娠を考えていますが、アレルギー性鼻炎の薬を飲むのに抵抗があります

妊娠している場合や妊娠を考えている際には、妊娠4か月半までは薬を飲まない方が安全です。授乳中も成分が母乳にわずかとはいえ移行しますので、内服を避ける方が安心できます。当院では、お薬を飲みたくない方に、症状を大幅に緩和できるレーザー治療をおすすめしています。レーザー治療は局所麻酔で受けられますし、個人差はありますが効果の持続は1~2年となっています。
また、マスクやこまめな掃除などアレルゲンの回避も有効ですし、蒸タオルを顔に当てるだけでも症状は和らぎます。さらに、専用の機器が必要になりますが、人肌程度に温めた蒸留水を超音波で細かい霧にして吸入する局所温熱療法でしたら、薬剤を全く使わないため安心できますし、かなり症状を抑える効果があります。

妊娠中や授乳中でも飲める薬はありますか?

妊娠4か月半を過ぎたら、産婦人科主治医の許可を得た上で、ポララミン、ペリアクチンなど古くからある抗ヒスタミン薬や漢方薬といった比較的安全な薬の服用や、ステロイド噴霧点鼻薬の使用ができる場合もあります。また、授乳中の服薬による母乳移行率は100分の1以下とされているため、こうした薬の服用には健康被害の可能性がほとんどないと考える産婦人科の医師もいます。
アタラックス、セルテクトといった抗アレルギー薬は妊娠中の服用を禁じられていますが、抗アレルギー薬でもクラリチンやジルテックに関しては、アメリカのFDA基準やオーストラリア基準では妊娠中の内服も可能としています。ただし、日本ではクラリチンやジルテックに関して治療効果の有益性が危険性を上回る場合に使用できるという但し書きが入っています。そのため、安易に用いることは避ける傾向があります。
なお、疫療法に関しては、妊娠している方や授乳している方だけでなく、数年以内に妊娠を考えている方にも適さないためご注意ください。

アレルギー性鼻炎は遺伝しますか

両親が共にアレルギー性疾患を持っている場合、子どもがアレルギー性疾患になるリスクは約4倍になるという報告があり、アレルギー性鼻炎をはじめとするアレルギー疾患は遺伝による影響を受けていると考えられています。ただし、これはあくまでもリスクであり、実際の発症には環境要因が大きく関わっています。アレルゲンをできるだけ回避する環境を整え、受動喫煙しないよう気を配ることで発症する可能性を抑えることができます。

アレルギーは成長と共に治るケースがありますが、アレルギー性鼻炎もそうですか

食品アレルギーには成長と共に症状が出なくなるケースがありますし、小児ぜんそくの半分程度は大人になると症状が出なくなるとされています。ただし、アレルギー性鼻炎は、成長により症状が出なくなるといったことはほとんどありません。通年性のアレルギー性鼻炎では、成長により症状が改善した例の報告がされたこともありますが、スギなどによる花粉症では成長による症状の改善があったというデータはありません。
アレルギー性鼻炎とは長く付き合っていく必要があるため、上手に回避できる生活スタイルを身に付けさせることで、ストレスなく自然に予防できるようにしてあげてください。

副鼻腔炎

副鼻腔炎の頭が重くなるという症状がよくわかりません

副鼻腔は、おでこにある前頭洞、目の間の篩骨洞、目の奥の蝶形骨洞、頬の上顎洞と4つあり、そのうちのどれか、あるいは複数が炎症を起こし、膿がたまっています。それにより、痛みの他、おでこから頬にかけて重さや違和感が生じます。どこに強い炎症が起こっているかによって症状の出方も変わり、おでこにある前頭洞が炎症を起こしている場合には頭が重い感じが強くなるケースが多くなっています。鼻水や鼻づまりなどがなく、おでこ以外に頭の重さや痛みがあるようでしたら、脳などに原因があることも考えられるため、耳鼻咽喉科ではなく、脳神経科の受診が適しています。

鼻詰まりが治りませんが鼻水に色がない場合、副鼻腔炎ではありませんか

透明で色がなく、水っぽい鼻水は一般的に花粉症などのアレルギー鼻炎で出る症状です。こうしたサラサラな鼻水は寒暖差アレルギーなど、自律神経が関係している場合もあります。ただし、鼻づまりがあって鼻水に色がなくても、副鼻腔炎の可能性がないわけではなく、確定診断には検査が必要です。

副鼻腔炎と診断されましたが、忙しくてなかなか通院できません

適切な治療を受けずに放置すると、ちょっとした風邪で悪化しやすく、重症化を起こして入院による手術が避けられなくなる場合があります、軽いうちでしたら、薬などで緩和させやすく、日帰りで気軽に受けられる手術で治すことも可能です。通院はおおむね2週の頻度で大丈夫です。それも難しい場合には、手術をおすすめしています。す。ただし、鼻づまりがあって鼻水に色がなくても、副鼻腔炎の可能性がないわけではなく、確定診断には検査が必要です。

副鼻腔炎でもプールに入って大丈夫ですか

プールの水には塩素が含まれているため、これに反応して鼻水が出てくる方は少なくありませんし、水自体や浮遊物などの刺激でアレルギー反応が起こることがありますので、鼻水が出るのに無理してプールに入ると副鼻腔炎が悪化する可能性があります。現在、強い症状に悩まされていたり、プールに入ると鼻水が出る体質の方はプールに入らないようにしましょう。症状が落ち着いており、プールに入っても鼻水が増えない方の場合、医師に相談した上で水泳を普通に楽しんでいただけます。海水浴も同様にお考えください。

副鼻腔炎が慢性化するのには、どんな条件がありますか

急性期の状態が3ヶ月以上続くと、慢性とされます。急性副鼻腔炎を放置したり、定期的な治療を受けていないと慢性化しやすく、治りにくくなっていきます。

鼻ポリープなどがないのに片方の副鼻腔の詰まりが解消しません

真菌(カビ)の感染や腫瘍によるものの可能性があります。CTでは読影が難しい場合もありますので、直接観察できる内視鏡による検査と処置を受けることをおすすめします。こちらは日帰りで受けられます。

子どもの頃、副鼻腔炎の治療を受けて治っていても、再発するケースがありますか

蓄膿症と呼ばれることもある慢性副鼻腔炎は、顔の骨格の問題や、鼻と副鼻腔をつなぐ細い管などの影響を受けるため、再発しやすい病気です。鼻の奥が換気されにくくなって再発する場合もあります。そのため、いったん治ってからも、症状が再び現れたら早めに受診しましょう。

副鼻腔炎手術は顔にメスを入れるのですか

顔の表面にメスを入れることはありません。昔は口の中から切って手術を行っていたので、その当時の噂を耳にしたことがあると怖いイメージを持ちやすいのですが、実際に当院で行っている手術は鼻の穴から内視鏡を挿入して行う、お体やお気持ちに負担の少ない手術です。内視鏡で副鼻腔の空間をきちんと確保して、膿を出してきれいにします。なお、重症で全身麻酔や入院の必要がある場合には、信頼できる医療機関をご紹介しています。

副鼻腔炎の手術をすすめるのはどんな症状ですか

半年近く服薬を続けても改善しない、あるいは鼻ポリープを合併している場合にも手術が必要です。副鼻腔炎と鼻ポリープの手術は、同時に行うことができますし、日帰りで受けられます。
原因がはっきりしない場合にも内視鏡での検査と手術をおすすめしています。直接観察できるため、原因がはっきりし、きれいに処置ができます。

子どもの副鼻腔炎でも手術はできますか

子どもの副鼻腔炎は成長に従って解消するケースが多いため、基本的に薬物療法や鼻の処置で治療を行います。顔や副鼻腔の成長に悪い影響を及ぼす可能性もあるため、子どもの副鼻腔炎で手術が選択されるのは、お薬による治療に効果がほとんどなく、日常生活へかなりの支障が起きているケースに限られます。たとえば、大きなポリープが多数できている場合などでは、手術する範囲を限定して影響を最小限に抑えながら慎重に手術を行うことがあります。

中耳炎

中耳炎の予防で有効なものはありますか

風邪に伴って発症する場合が多いため、風邪をひかないようにすることが重要です。風邪が流行っている季節には人ごみに連れて行かないようにしてください。うがいや手洗いも有効です。あとは、規則正しい生活、バランスの取れた食生活、適度な運動、十分な睡眠など、一般的に健康を保つための生活習慣を心がけます。
予防ではありませんが、中耳炎を繰り返すお子さんの場合、風邪症状があったら耳鼻咽喉科をその都度受診して、中耳炎を早めにしっかり治すようにしていれば、慢性化するなど治しにくい中耳炎に進行させてしまうリスクを抑えることができます。

夜中などに子どもが耳の痛みを訴えてきた場合、どうしたらいいでしょうか

強い痛みがあっても翌日の受診で問題はありませんが、子どもがぐったりしていたり、耳の後ろなどに大きな腫れが起きている場合には、夜間診療を行っている病院を受診するか、救急車を呼んでください。痛みが強い時は、症状を下記のような方法で和らげて、翌日に受診します。

解熱鎮痛薬(熱冷まし)の使用
「アセトアミノフェン」が主成分であれば市販薬でも構いません。薬によって、1歳未満の使用を禁止しているものなどがありますので、注意書きをよく確認して、使用法をしっかり守って服用してください。熱がない場合も使用できます。具体的には、アンヒバなどの坐薬、カロナールなどの飲み薬がこれに含まれます。熱性けいれんを起こす可能性がある場合には、薬を服用させず、冷やすことで痛みを抑えてください。

冷却
タオルで包んだ氷枕などを痛みのある部分にそっと当てます。タオルに巻かないまま長時間当て続けると凍傷になる可能性がありますので、しっかりタオルに包んで温度を和らげてお使いください。

急性中耳炎が滲出性中耳炎になる可能性はどのくらいありますか

滲出性中耳炎は就学前の子どものうち、90%が罹患するという報告がされているほどありふれた病気です。急性中耳炎に初めてかかった子どもの5人に1人が滲出性中耳炎になっており、急性中耳炎を再発した場合に限ると3人に1人が滲出性中耳炎になっているという報告があります。子どもの難聴原因として滲出性中耳炎は最も多いものであり、学習に影響を与える可能性があります。急性中耳炎を繰り返したり、きちんと治っていない状態が続いて滲出性中耳炎に進行していきますので、急性中耳炎になったらその都度、しっかり治すことが重要です。

中耳炎の治療で再度の鼓膜切開をすすめられて、不安に思っています

鼓膜は再生率が高く、数度の切開では再生能力低下にはほとんど結びつくことはありません。そのため、再度の鼓膜切開でも特に心配する必要はありません。ただし、鼓膜切開後に強い炎症が起こった場合や、中耳炎の原因が耐性菌だった際には、穴が残る可能性がゼロではないため。繰り返し鼓膜切開を行うより鼓膜チューブ挿入術でチューブを留置する方がリスクが低いとされています。

急性中耳炎を再発しやすいのですが、なりにくくすることは可能ですか

鼓膜に小さな穴をあけてシリコンチューブを留置する鼓膜チューブ挿入術は、中耳を換気して乾燥状態を保つことができるため、急性中耳炎再発の頻度が抑えられ、再発を繰り返す滲出性中耳炎にも有効です。局所麻酔で受けられる日帰り手術ですので、安全性も高くなっています。当院では小さなお子様も受けていただけますが、本当に必要かどうか、また安全に手術できるかを慎重に見極めてご提案し、正しくご理解いただいた上で検討していただいています。

乳幼児の鼓膜チューブ挿入術は可能ですか

急性中耳炎の再発をかなり防げるようになる鼓膜チューブ挿入術は、ときに2歳以下の乳児でも推奨されることがありますが、多くは全身麻酔が必要になるために専門の医療機関をご紹介しています。5歳以上であれば、ほぼ局所麻酔での施行が可能になります。

アレルギーと中耳炎の間に関連はありますか

アレルギー性鼻炎やぜんそく、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患を持っている子どもの場合、アレルギーを持たない子どもに比べ、中耳炎になるリスクが倍以上になるとされています。また、鼻と耳は耳管という細い管でつながっているため、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎(蓄膿症)があると子どもは急性中耳炎や滲出性中耳炎になりやすく、悪化するケースや繰り返しかかることが多くなっています。こうした関係があるため、中耳炎の治療だけでなく、アレルギー疾患や副鼻腔炎などの治療も中耳炎を繰り返さないためには重要になってきます。

中耳炎の場合、プールに入るのは避けた方がよろしいですか

耳鼻咽喉科の医師に相談して許可があればプールに入ることはできますが、その場合も潜水や飛び込みは避ける必要があります。鼓膜チューブ挿入術を受けている場合、医療用耳栓を装着してください。ただし、プールの塩素でアレルギー反応が出るなど、鼻水が増える方は避けた方が無難です。また、海水浴なども医師に相談してください。

風邪が治ってきたあたりから耳に痛みがあります。大人も中耳炎になるのでしょうか

耳管や耳と鼻の位置関係などにより子どもに多い中耳炎ですが、大人がかかることも珍しくありません。子どもと同じように風邪やインフルエンザの感染でも起こりますが、鼻づまりや鼻水がある時の飛行機利用、スキューバダイビングなどがきっかけとなる場合もあります。また、疲れがたまっていたり、妊娠しているなど免疫力が低下していると中耳炎を発症しやすくなりますし、再発が続くこともあります。
治療法は子どもの場合と特に変わりません。やはりしっかり治しておかないと進行して治しにくくなり、怖い合併症に結びつく可能性もありますので注意が必要です。中耳炎を繰り返し、滲出性中耳炎になるなどの場合には、鼓膜チューブ挿入術で中耳の乾燥を保つ方法がおすすめできます。もちろん、大人も日帰り手術が受けられますので、通院機会をなかなか作れないお忙しい方にも向いた治療法です。

Tel.045-842-0596
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